ヒアルロン酸豊胸Treatment

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ヒアルロン酸豊胸について

ヒアルロン酸注入法による豊胸術について

図1の手が加えられていない乳房と異なり図3のヒアルロン酸を使用した豊胸はすぐ吸収されてなくなるか、吸収されずにヒアルロン酸が残るかのどちらかになります。ヒアルロン酸が残ってしまうと図3に示したようにヒアルロン酸が乳腺の間に入り込んで分解されず、ヒアルロン酸が周囲組織から水分を吸収され、その結果、ヒアルロン酸が固くなってしまいます。クーパー靭帯も少し伸展されて少し細くなります。乳房に入れたヒアルロン酸の触り心地が硬くなるのはヒアルロン酸から乳房組織へと水分の移動が起きるからです。これをしこりができたと感じることがあります。

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ヒアルロン酸豊胸についてのQ&A

  • Q

    乳腺胸に入れたヒアルロン酸はしこりになってしまうんですか?

    A

    ヒアルロン酸は本来、胸部の脂肪組織には多量に存在しないので、恒常性を保とうとする生体防御システムが働き、大量のヒアルロン酸を異物とみなし、免疫細胞で攻撃します。炎症が起こる訳ですが、この時炎症に巻き込まれて脂肪細胞などが死んでしまい、脂肪細胞の脂肪成分が組織中のカルシウムと結合し石灰化します。石灰化した組織はまた、しこりとして認識されます。

  • Q

    乳腺は石灰化すると乳癌検診で癌と診断されることはないのですか?

    A

    昔、アメリカでヒアルロン酸を胸に注射した方が、ヒアルロン酸により乳腺周囲に石灰化が起き、乳癌を否定できず、乳房全摘出されたのですが、石灰化はヒアルロン酸によるものだったという事例があります。今は超音波、MRI、マンモグラフィーがあるので、時間をかけ診断すれば誤診するということはありません。

  • Q

    乳腺注射したヒアルロン酸は溶かせるって聞いたんですが、本当に溶かせますか?

    A

    大量に胸部に存在するヒアルロン酸は異物として免疫系の巨細胞に取り囲まれて、異物が移動しないように繊維芽細胞が動員され、ヒアルロン酸周囲に線維化が起こります。これもまた、しこりとして触れます。この異物性肉芽腫自体は放っておいても乳癌検診で診断が煩雑になる、触り心地が悪い以外は放置しても問題はありませんが、どうしてもヒアルロン酸を取り除きたいときはヒアルロニダーゼの注射では異物性肉芽腫を溶解できないので、外科的切除が必要になります。

  • Q

    乳腺胸へのヒアルロン酸注射は乳房形に左右差が出てしまうのですが、どうにもならないですか?

    A

    組織間充填物をフィラーといいますが、真皮組織近傍の皮下組織に注入できないフィラーは左右差が出てしまいます。ヒアルロン酸だけでなく、脂肪豊胸や、アクアフィリングによる豊胸でもそうなります。ではヒアルロン酸を真皮近くに打ったらどうなるかというとそのヒアルロン酸が比較的固く、吸収されにくいヒアルロン酸であれば、そのようなヒアルロン酸を真皮近くに注入すると、皮膚表面への血行を阻害し、皮膚の壊死を起こします。したがって、ヒアルロン酸注入法は、比較的安全で後遺症が出ることはまれだと言われています。しかし、少数ながらも皮膚壊死のような後遺症が出ることがあります。私の調べた限りでは、皮下に、特に真皮近くに打てて、皮膚壊死が起こらず、乳房の形の左右差を改善できるといっているのは脂肪再生豊胸だけです。興味や疑問がおありでしたら直接、脂肪再生豊胸をやっているクリニックに問い合わせたらいいと思います。